負けて勝った大東亜戦争
プロイセンの有名な軍事学者クラウゼヴィッツの戦争論によると「戦争に勝ったか否かは、その 目的を果たしたかどうかで決まる」 と。
これを引用して英国の学者は、大東亜戦争に勝ったのは日本 で、負けたのは英国だ、と判定した。 その通りで、七つの海を制覇していた英国は、この戦争の結果、 そのすべてを失い、ヨーロッパの西方の一国の昔にかえされたからである。英国ばかりでなく、フ ランスもオランダも、スペインも、ポルトガルも、植民地を追われて、五百年前のヨーロッパの自国の領土 に押し戻されたのである。
それではこの大戦の一方の主役アメリカは、日本との戦闘には勝ったが、その目的と成果を果た したのだろうか。 それは否である。アメリカは当初ライバル日本をつぶして、アジア大陸の覇権と市場を独占しようとした目的は、完全に失敗しているのである。
日本をつぶしたおかげで、シナ大陸はすべて共産主義の支配下に入ってしまった。それどころか、 朝鮮戦争 ベトナム戦争で、日米戦争以上の莫大な犠牲を負うことになった。アメリカはスターリンの敵同士を戦わせる孫子の兵法のワナに完全にはめられたことに気がつくのだ。 その後長く米ソ冷戦と いう重荷を背負わされる結果となったのである。
大東亜戦争は、半世紀たって振り返ると米国はその目的を殆ど果たしていないのに、日本は開戦の目的、
一、アジア植民地解放
二、経済的繁栄
三、平和安定国家の建設
の三つを完全に果たしているのである。
日本は負けて勝っていたのだ。
かつての植民地民族にとって昭和天皇は救世主だったのです。

マッカーサーは
「一兵も殺さず、1発の銃撃もなく、降伏を終わらせた例が、世界のどこの歴史にあっただろうか」
と記述している。
天皇は占領後間もない9月27日、自ら進んでマッカーサー元帥を訪問された。
「戦争の責任は 私一人にある。私の生命は元帥にお預けする。飢餓にあえぐ国民を救ってくれるように」と願われた。
マッカーサー元帥は、当初命乞いに来たのかと思ったが、陛下の純真、善良な人柄と、ひたすら国民 を思う心情に感動されたのである。