人は「郷に入ったら郷に従う」のがいい。

郷土の言い伝え、御先祖様の教えや俚諺(民間に言い伝えられてきたことわざ)を守るのがいいんです。

「柿が赤くなると医者が青くなる」

柿にはビタミンABCがあって、先祖が庭に植えてお いてくれた柿の実を食べて、鳥も人も厳しい冬を越せるのです。 
これから起きる食糧難へのヒントですね。

また「おかゆに梅干し、医者殺し」「梅はその日の逃れ」の効用は老化防止、血液浄化、活力
増進、殺菌効果、疲労回復で日本人の好む最高の風土です。  梅こそ温暖多湿、カビの国日本人の不可欠な常備薬で、日本人の長寿の源泉です。 

この外、健康では
「コンのつくもの精がつく」
大根、蓮根、コンニャク、昆布がそれです。

 「大豆は畑の肉」
「老化は足からやってくる」
「酒は百薬の長、過ぐれば百厄の長」
「一杯は人が酒を飲 み、二杯は酒が酒を飲み、三杯は酒が人を飲む」
「脂肪(美食)の取り過ぎ死亡に通ず」
「人は飢えて 死ぬのでなく、食べすぎて死ぬのだ」
というように多くの知恵を先祖は残してくれています。

長寿日本を支えた背景に祖先崇拝と家族制度を忘れてはいけません。
家では老人は長老とし て最も尊敬され、子や孫に取り囲まれて仕合わせ(幸せ)な余生を送ることができました。

多くの百歳老人も、温かい家族制度の賜物だったのです。

ところが戦後、欧米の個人主義が核家族を是とし、老人は孤独な老人施設などに疎外されるよう になりました。現代の姥捨山で、戦前になかった老人問題が発生し深刻になってきました。

これは日本去勢化のための現憲法下、タテ社会であるイエの制度を破壊したからです。 更に近年夫婦別姓制度を導入して、ヨコの核家族まで分解しようとの策謀があることは注意せねばなりません。
家族の崩壊は老人問題を深刻化するだけでなく、やがて国家の解体につながる重大事です。




日本だけが国のことをネーション、ステートと言わず「国家」と訳して、家の集まりが国家であることを文字の上に示しています。


日本のイエ制度こそ世界の模範とすべき醇風美俗なのです。我々は今こそ日本文化のよさを再認識 し、それを安全、健康の普遍的原理で武装して、世界の人々に分け与えていかなければいけないと思います。

世界を救う鍵は私達にあります。