世見
2023年1月9日(月)


日本の祭り  

大昔の人々は季節の移ろいと共に、大切な行事として「祭り」を行っていたのだと思います。
今は四季を感じているものの、夏場はクーラーのおかげで部屋に居さえすれば涼しく過ごせますし、停電さえなければ冬には暖もとれます。
もしも古来の日本人が現在の生活ぶりを見たら、どのような思いになるのでしょうか。
私は祭りが大好きです。
日本の祭りには感謝する人々の思いが感じられて、どの祭りも見事なものです。
祭祀といえば、四季折々の宮中祭祀には天皇の思いが詰まり、国民の安泰と繁栄を祈られ、祖先と神々を祀られてもおられます。
元旦の早朝5時から、年中最初の行事が天皇おひとりで行われます。
天皇の一年は、国と国民のために祈り続ける一年でもあります。
祭りにも時代によって変化も見られますが、宮中祭祀は今も変わりなく行われています。
今日は成人の日でもあります。
成人の儀式は古くから日本各地で行われ、かつては数え年の15~17歳で成人として扱われました。
今日成人を迎えられた皆様、おめでとうございます。
今日のように成人した人の門出の日には明るい話題が一番です。
私ね、祭りと言えば神楽に心を奪われます。
全国的に有名なのが「高千穂の夜神楽」。皇室の祖先とされる神が降り立ったと言われている天孫降臨神話ゆかりの地、高千穂。
神楽とは、神を祀る時に奏でる舞楽のことなのですが、いったいどのようにして日本中に広がっていったのでしょう。
宮崎では神楽が奉納される神社は350くらいもあるといいます。
あなたも是非一度、日本神話に触れる思いで神楽を見学に出掛けてみてください。