世見
2022年10月3日(月)



自分の勘  


稲穂が黄金色に染まると、田んぼから水を抜いて土地を乾かし、刈入れの世界が始まります。
10月3日~7日頃までを七十二候では「水始の涸れる」と言います。
秋ですね、私には、空の色も秋色に見えます。
ベランダに出て深呼吸をすると、「生きているなぁ」と嬉しくなります。
ご相談を受けさせていただくようになって十年以上が経ちますが、多くを学ばせてもらい、私も少しは成長した気がします。
学びの中で、人は「勘」という素晴らしいものを手に入れているのがわかります。
でもね、多くの人は、ご自分の勘所をご存じない気がするのです。
私ね、勘とは“感じること”だと思っています。
「感じたい」「気が付きたい」と思いながら、ご相談者とお話をしていますと、感じ取れることが多々あります。
ただね、1時間ご相談者の目を見続けます。
目というのは不思議な力があり、相手の心の動きを伝えてくれます。
あなたは大切な方とお話される時、目をジッと見詰めたことがありますか?
それともうひとつ大事なことは、“聞くこと”です。
相手が話す声のキーを、しっかりと受け止めるのです。
人というのは、わかって欲しい気持ちが高まると、いつもより声音が高くなりますからね。
そして、自分の今の感情をもチェックして話を聞いてください。
相手にわかって欲しいことがある時は、相手の声音より少し高目に、相手の気持ちを知りたい時は、相手より少し低い声音で話をしてください。
ご自分の勘はご自分の気持ちを素直に感じることで育まれます。
電話相談の時には体中でご相談者の話を聞いています。
電話でのご相談なので相手の目を見ることは出来ませんが、ご相談者も私の声を一心に耳立てて聞いてくださっているので、気をひとつに出来やすく、感じ取りやすいのです。


1時間(電話相談は50分)

個人相談 13,000円(税込)

法人相談 35,000円(税込)