世見
2022年10月1日(土)


神無月  

10月になっちゃいました。
今月の別の呼び名は「神無月」です。
神無月とは、神様が全国からいなくなるということですが、逆にその神様達が集まる出雲では「神在月(かみありづき)」と呼ばれています。
神様が集まられて会議を開く目的が、“縁結び”についてだそうです。
この縁結びは、男女のことだけではありません。
仕事の繫がりの縁もあることでしょう。
親友と巡り会いたい人には、良き縁を結んでくれるかもしれません。
今月は、お時間がある方は出雲大社にお出掛けして、良き縁を願ってみるのもいいチャンスかもしれませんね。
6月1日と10月1日は衣替えの日です。
平安時代の宮中では、旧暦の10月1日から冬装束に替えたのです。
今日は秋の七草も楽しんでくださいね。
萩(はぎ) 薄(すすき) 桔梗(ききょう) 撫子(なでしこ) 葛(くず) 藤袴(ふじばかま) 女郎花(おみなえし) 
秋にはこんなにも可憐な花やお月様が似合う七草がありました。
我が家は桔梗を飾ります。
10月に入るといつも思い出すのが、福島県の「二本松の提灯祭り」です。
二本松藩初代藩主の丹羽光重公が、敬神の意識を高めさせるために二本松神社を祀り、領民に自由に参拝できるようにしたのが始まりです。
初日の宵祭りには、二本松神社の御神火によって一斉に提灯に火が灯ります。
提灯の数は太鼓台1基について300、それが7基もあるのですから見応えがあります。
お囃子に合わせて提灯が揺れ、見ていて飽きません。
10月の第一土曜日~月曜日に開催されるので、今日から月曜日までです。
今月も、心に気合を入れて頑張りましょうね。
秋祭りも始まります。
今月も四時に起きて、「ガバジャラミタ」を日が昇る前の空に向かって唱えながら、この世見をお読みくださっているあなた様の幸せを願います。