世見
2022年9月10日(土)



エジプトのピラミッド  

今日は旧暦の8月15日、十五夜で中秋の名月です。
十五夜というのは満月の別名、又、中秋の名月とも言います。
秋期である旧暦の7月、8月、9月の真中に当たる8月の月を「中秋の名月」と言われるようになったようです。
特にお月様が美しく見えることから、古来人々は特別なお月様として、月見団子や里芋、秋の果物、ススキや秋の七草を供え鑑賞したのです。
現代人の多くはお月様をじっくりと見る時間を持たないと思いますが、今日くらいお月様と語り合ってみては如何でしょうか。
お月様を鑑賞していると、奈良平安時代の貴族達の月見の宴が感じられるかもしれません。
月見の夜を持てるだけで、優雅な気持ちになれますからね。
古代エジプト時代の人々は、お月様が変化する姿を見て神秘的に思ったことでしょう。
古代エジプトといえば、文明の栄華を象徴するピラミッドは圧巻です。
ピラミッドは未だに多くの謎に満ち、私達の心を魅了し続けています。
記録の中では、エジプトのアル・マムーンが最初に大ピラミッドの中に入ったと言われています。
この人は石材を爆破させて通路を造ったというのですから、酷い方法を使ったものです。
ピラミッドには財宝が眠っていたのに、彼が辿り着いた王の間には空の石棺しかなかったのです。
その後、ピラミッドには幽霊が出ると噂が立ち、それが伝説となってピラミッドに入る人は現れなくなったのです。
ピラミッドの幽霊ってどんな姿なのだろうと想像してみると、布で巻かれた幽霊しか浮かびません。
歴代の王達がナイル河流域にピラミッドを築いた理由はもしかすると、ナイル河が今世に戻り易かったからかもしれません。