世見
2022年7月19日(火)


介護問題  

「深刻化する老々介護」と書きながら、自覚がない自分にハッとしました。
75歳といえば立派な高齢者の私ですが、見事なくらい年寄りだと思ったことがありません。
私の育ての親も、75歳の時は齢を感じませんでしたからね。
ただ、介護問題の大変さは、体験したものにしかわかりません。
この介護問題を深刻にしているのは、高齢化だけではなく、世帯の核家族化、単独世帯化が進んでいることもあると思います。同居している介護者と要介護者等の組み合わせを見ていますと、共に高齢者であるのが気になります。
老々介護の数は年々上昇しています。
60歳以上の組み合わせは、何と7割もあるそうです。
私も、62歳の時に育ての母は亡くなりましたが、介護をしている時は、介護が大変と思うより、夜中になると出掛けたくなる母に驚くことばかりでした。
今になると、母との良き思い出に思えて来ます。
現在、介護でお悩みの方も多いことと思いますが、介護出来てよかったと思える時がやって来ますから、頑張ってください。
少子高齢化が急激に進む日本です。
介護は齢を追う毎に重要な課題でもあります。
要介護の認定者も増加している気がいたします。
労働環境の厳しさも、人手不足を大変にしているのでしょうか。
それとも介護するニーズに応えられていないのでしょうか。
介護保険施設は今、どの様になっているのでしょうか。
私の体験では、施設を探すのが大変だったのを思い出します。
でもね、今では母を介護出来たことがよかったと思っています。
97歳で亡くなった母に会いたくなります。