世見
2022年6月21日(火)
空海
今日は夏至です。
北半球では昼が最も長く、反対に夜が最も短い日です。
夏の真ん中、梅雨が真っ盛りです。
アジサイと菖蒲(あやめ)の花がこの季節にはピッタリです。
我が家のアジサイは今年も咲いてくれましたが、花の数が例年より少ないです。
多分、昨年枝を切り過ぎたからかもしれません。
来年は見事に咲かせますからね。
来年が楽しみになります。
植木というのは育てる人の心をよく見ている気がします。
だからね、アジサイの花に「来年もよろしく」と話をしました。
きっと来年は、多くの花を見せてくれることでしょう。
今日も一日 明るく可愛く過ごしましょうね。
今日はどうしても書きたくなったお方の名前があります。“空海”です。
書きたくなった理由はわかりませんが、もしかすると神戸時代を思い出していたからかもしれません。
神戸には、私がいつも見上げていた再山(ふたたびさん)というお山があります。
弘法大師がこのお山を再び訪れたことで、この名が付いたと言われています。
真言宗の開祖・空海は、醍醐天皇より「弘法大師」の諡号を賜りました。
空海は、詩人でもありました。
虚空尽き(こくうつき)
衆生尽き(しゅじょうつき)
涅槃尽きなば(ねはんつきなば)
我が願いも尽きなん
空海58歳の時の言葉だそうです。
「宇宙が無くなり、人間は誰もいなくなり、悟りもなくなってしまうまで、私の願いは尽きません」。空海の人間としての大きさと申しますか、空海思想がこの言葉から伝わって来ます。
今日は空海を偲びたいと思います。