世見
2022年6月12日(日)


南極  

日本の約40倍もの面積がある南極。その地形全貌はまだわかっていないといいます。
南極は氷の大陸と呼ばれ、大陸の殆どが氷床に覆われています。
氷床の厚いところは4200mもあるといいます。
1957年(昭和32年)1月29日でした。
日本の第一次南極観測隊がオングル島に接岸、日章旗が掲げられ、この場所に昭和基地が建設されたのです。
南極観測が始まった頃は移動や物資の輸送は犬橇(いぬぞり)でしたが、今は南極の生態系を保護するために犬橇は使用出来ません。
地球に残された未知なる大陸が南極です。
とても厳しい環境に適応した生物達が生きているのが南極です。
この南極の海には、氷点下でも凍らない魚がいるというのです。
南極海からは約200種もの魚類が発見されていますから、凄いことです。
南極大陸は厚い氷床で覆われています。
生物が住める場所は、大陸全体の3%に過ぎないそうです。
低温、乾燥、貧栄養といった環境に生きる生物達、その生命力には驚かされます。
地球という惑星の底力を感じずにはおれません。
コウテイペンギン、カニクイアザラシが海氷の上に住み、空にはマダラフルマカモメが飛んでいます。
露岩域にはコケ類が、山の頂上が氷雪地帯に露出する場所にはダニなどの独自の進化を遂げた生物までいるのです。
海氷の下ではケイ藻が増殖して、魚達の餌になってもいます。
海岸付近を見ると、アデリーペンギンやらウェッデルアザラシが、空にはナンキョクオオトウゾクカモメが、海底にはナンキョクイチレツダコやイカもいます。
地球って凄い惑星だと思いませんか。