世見
2022年5月29日(日)
ギリシャの神の国
昔、昔、大昔‥‥、
神様の国と人の国は結ばれていました。
人は神様と語り合うことが出来ていたのです。
やがて、この時の記憶は伝説になって行きました。
今では考古学によって伝説の扉が開かれ、数々の事実を私達は知ることになり、神の国は時を超えて、目の前に広がり始めています。
ギリシャ文明が地中海に花開いたのが、紀元前500年~前338年です。
今から2000年以上も前のことです。
今からこの言葉を書いた時、2000年後の人々は私達のことをどのように見ているのでしょうか。もしかすると、愚か者達が核戦争をして、人類滅亡の危機からの脱出物語が伝説になっているかもしれません。
100年の月日は、それを体験出来る人も多くなり、歴史の重みがあまり感じられませんが、今も歴史は刻まれています。
横道にそれましたが、2000年前のエーゲ海は青く澄み渡り、美しい島々には神々の物語が繰り広げられていました。
ギリシャの神の国は、オリンポス山が中心でした。
ゼウスの神殿は、神々が人間と同じように生活をしていた場所でもありました。
ギリシャ人は、神々や英雄達の多くの物語を、どのような思いで生み出したのでしょうか。
トロイの物語では、美女ヘレネを争って英雄達が剣を交え、ポセイドンは嵐を起こし、アポロンは何ということでしょう、日輪を回したのです。
頭がウシで体が人間のミノタウルスが住んでいた迷宮。
こうした物語は現代人に夢を与えます。
又、新たな歴史の真実も見え始めているのです。