世見
2022年4月25日(月)


関東大震災  

1923年9月11日の土曜日、午前11時58分41秒、関東は揺れた。
あの日から99年目を迎えています。
あの日の揺れを覚えておられる方もおられることでしょう。
あの日は夏の終わりの蒸し暑い一日だった。
夜明けからの南風を伴った豪雨は、午前10時頃にはあがった。
大地の揺れは、午前11時58分41秒に始まった。
約15秒後には大激震が東京を襲った。
大地震は約2分でおさまった。
東京では80ヵ所以上から出火、その内の半数は直ちに消火できたのですが、残りの火が飛び火して150ヵ所になり、なんと3日間燃え続けたのです。
激震は、東京、神奈川、静岡、千葉、埼玉、山梨、茨城に及びました。
死者は9万1341人、行方不明は1万3275人、負傷者5万2071人。
震源は相模湾の三浦島寄りの海底でした。
マグニチュード7.9の規模でした。
関東大震災以前の東京は、まだ江戸の名残りが濃かったといいます。
東京の風景はイタリアのベニスと比べられていました。
河川・掘割がよく発達し、物流の多くは舟運に頼っていました。
でも、現在の東京は、その河川・掘割を埋め立てたりしています。
ビルは超高層化され、高速道路を廻らしてもいます。
首都圏で、次に大きな被害を出す地震として警戒されているのが、相模トラフ沿いで起きる海溝型の大地震です。
発生の予知は難しいのですが、過去の地震を見るとサイクルがあるようです。
首都圏の脅威になるのは直下型地震だけではありません。
南海トラフ地震も、首都圏には大ダメージを与えることが予想されると言われています。