世見
2022年4月16日(土)
渋沢栄一
名を残す人というのは、いったいどなたに選ばれたのでしょうか。
人生ドラマは、この世に命を授かった者全てが創り上げる生きた証です。
名を残すと申し上げましても、好意的に思える人もいれば、存在しなければ尊い命が奪われなくて済んだのに、と思う人もいます。
誰にでも親がいますが、親子の絆の深い人もいれば、私のように生みの親の顔さえ知らない人もいます。
いつも私は思うのです。
もしかすると、どこかに人生の脚本家がいて、私を一日中真剣に見ていて、私に合った物語をつくっているのだと。
ただ、脚本家も読めないのが、突発的に起きる出来事です。
主人公をどの様に書き表していいのか、そんな時は困るのでしょうね。
人生の主役は勿論、自分自身です。
ご一緒に一日をエンジョイしましょうよ。
そうすると運気の花が咲きますからね。
有名人といえば、渋沢栄一もその一人です。
2024年になると、1万円札は福沢諭吉から渋沢栄一に代わります。
裏面は東京駅なのですね。
渋沢栄一の出身地は、埼玉。
いつも思うのですよね。
有名人は有名人とよく出会っています。
渋沢栄一の主君は徳川慶喜。
二人がどのような会話をしたのか、知りたくなります。
明治時代に渋沢栄一は数々の事業を起こし、設立した会社の数は膨大だと言います。
彼の主な肩書は「陸軍奉行支配調役」「商業会議所会頭」です。
欧州に渡航する際に撮影された写真を見ていますと、まるでお侍さん。
刀を持ち、一点を見つめています。
この時、将来“1万円札の顔”になるとは、ご自分でも思わなかったことでしょう。
昭和21年2月16日、戦後の急激なインフレ対策として政府は、
昭和21年2月16日、戦後の急激なインフレ対策として政府は、
5円以上の紙幣は、3月2日までしか使えません。
古い紙幣は新しい紙幣と交換して使いなさい。交換できるのは*世帯主300円、世帯員1人100円までです。
(*現在の貨幣価値で世帯主が約12万円、世帯員が1人4万円)
これが「デノミネーション」いわゆる”デノミ”です。
デノミというのは旧通貨を新通貨に”通貨単位を変更する”という意味で使われます。
そして…
その他の紙幣はすべて預金しなさい。
と、渋沢敬三蔵相(当時)はラジオ放送で演説しました。
これが「預金封鎖」です。
そして政府はこの預金に対して最大90%の「財産税」を徴収しました。
はい、その時のお写真こちら
当時の大蔵大臣「渋沢敬三」さん、、、
新札「渋沢栄一」さんの孫に当たります
単なる偶然?
ついでに、偶然といえば、、、
3年前に日本銀行の行ったマイナス金利政策導入が、預金封鎖と同日の2月16日