世見
2022年3月30日(水)
中国の少数民族
中国という国をどのように思いますか?
中国には55の少数民族が居住しています。
その人口は、総人口の8%にあたる1億643万人もいます。
主には西部・南部・東北地区に住んでいますが、この中にはモソ人と言われる未認定民族が73万人も含まれているのです。
そりゃあ総人口の8%なので、中国の総人口からすると気にならないかもしれませんが、これからの中国にとっては大きな問題です。
言語だって、チワン族のチワン語や、チベット族のチベット語とチベット文字など、多くの民族がいますから多種多様です。
満州族は、清朝以来北京語が全国に広がっているものの、満州語です。この民族は満洲文字を持っていたのですが、今では使える人は少なくなっています。
モンゴル族はモンゴル語を話し、モンゴル文字を使用しています。
ウイグル族はウイグル語とアラビア文字を使い、イスラム教を信仰しています。
ウイグル族は840万人いますが、今はとても悲しい日々を送っています。
祖先はトルコ系の一部族だったようです。
もしも、私達日本人としての言葉と文化、歴史、伝統、信仰の全否定をする権力政権が現れたら、どのように思いますか?
又、これだけに終わらず、同時に富の収奪までされたら‥‥。
今、ウイグル全土に建設された収容所には数百万人規模でウイグル人が収容されていると言われていますからね。
ウイグル人がウイグル人として生きることを許されないのです。
このことは、今後モンゴルやチベットでも起きて行くでしょう。
中国で暮らす少数民族の未来‥‥想像するだけでも胸が痛くなるのです。