世見
2022年3月29日(火)
桜田門外の変
お花って、どうして可憐なのでしょうか。
この地球上はステキな生物だらけ。特にお花は私達の心を清らかにしてくれます。
今は桜の季節、桜の花びらがヒラヒラと路上に舞い落ちる姿は、まるで妖精が演じているかのようです。
レンゲ畑を最近見られなくなったのがとても淋しく思ったりもしますが、野に咲く花にも名のない花はありません。
あなたも、お花に心を奪われてみては如何ですか。
ただ見惚れるだけでいい。
その瞬間、私達は純なる人になっているのですからね。
4月はもう目の前ですが、3月といえば、花屋さんの店先には春のお花がいっぱいです。
でもね、この3月3日に大雪が降ったことがあるのをご存知ですか?
井伊直弼が凶刃に倒れたあの日のことです。
この日は桃の節句。
江戸に在府する初大名は、江戸城に登城して将軍に拝謁することになっていました。
水戸浪士達は、大雪にも勝ち心を燃やしていたことでしょう。
午前八時には、諸大名は続々と江戸城に向かっています。
運命の時がやって来ました。
午前九時、直弼の行列は桜田門に向かう。駕籠訴を装って近付いた浪士の一人が、短筒を直弼に向けて発砲。この音を合図に、駕籠脇に浪士達が殺到したのです。
大雪のため、刀が雪で濡れないように、その柄には袋を被せていた直弼を守る供侍達。突然の襲撃に対応出来なかったのです。
世に言う「桜田門外の変」です。
私はいつも思うのです。地球に暮らす人々はいろんなことを思い行動をとるのですが、何かが動き、事件が起きていると、これからもいろんなことが起きていくことでしょうね。