世見
2022年3月20日(日)

木の精霊  

毎年今頃になると、桜の花が私達の心を優しくしてくれます。
日本人は、桜への格別な思い入れがあります。
コロナ禍で、今年もお花見はちょっぴり淋しい思いがいたします。
開花予想の指標にはソメイヨシノが使われていますが、そのソメイヨシノは江戸末期、染井村の植木屋伊藤伊兵衛政武が、オオシマザクラとエドヒガンを交配させて完成した品種と言われています。
最初は吉野桜と言われていたのですが、地名の染井をプラスされて、ソメイヨシノと公式に認知されたのです。
この染井村というのが現在の豊島区駒込です。
ソメイヨシノは生育が早く華やかなことから、たちまち日本中に広がりました。
あなたの所でもチラホラと桜の花が咲き始めますよ。
あのアーモンドも、桜の花によく似た花が咲くと聞いたことがあるのですが‥‥。
木には精霊が宿るとよく言われます。
私達を虜にする桜の木にも精霊が宿っているのでしょう。
木というのは、神顕現の場所として結び付ける場合があります。
アブラハムのテレビンの木もあります。
ヨシュアが傍らに石を立てたカシの木というのもあります。
この石は、旧約聖書で石の柱と呼ばれているもので、神顕現や神の臨在の記念として立てられたものです。
古代人は、神が顕現する場所は水や木や石と結び付けて確認したと言います。
あなた様も気になる木を見付けてみては如何でしょうか。
きっと、あなた様を守ってくれる木になると思います。