世見
2021年1月2日(日)


初詣、お年玉、書初め  

初詣には行かれましたか?
新しい年に初めて社寺に参拝することを、初詣といいます。
かつては大晦日の日没を年の区切りにして、初詣は大晦日の夜に行われていました。
今でも、大晦日の夜に出て新年を参拝する、「二年参り」をされる方も多いようです。
そうそう、あなたにはお年玉の思い出はありませんか?
今ではポチ袋にお金を入れて子供達にあげるのをお年玉と言っていますが、本来は、神社で歳神様に供えられていた丸い餅をお正月の参拝者に配っていたものだったのです。
もち米には霊力が宿っていると信じられていました。
もち米で作られた餅には、勿論霊力が備わり、その餅を食べることで年魂(としだま)をいただき、年をひとつ重ねると考えられていたのです。
お年玉が餅ではなく現金になったのは、江戸時代になってからです。
商人が、まだ幼い奉公人に、餅の代わりに現金をあげるようになったことが広がったのです。
今日は1月2日です。
「松の内」と言われるのは、一般的には1月2日から7日までです。
「松7日」とも言われ、歳神様が家庭に滞在している期間とされてもいます。
1月2日といえば「書初め」。
もとはといえば、宮中儀式のひとつでした。
江戸時代の寺小屋や明治時代以降は、学校で習字に重きが於かれ、書初めが始まり広がったと言われています。
当時は、恵方に向かい、若い水で磨った墨でおめでたい言葉や詩歌を書いていました。
「初日の出」こんな言葉を書いた人も多いと思いますが、今は書初めってどうなっているのでしょう。
今年も始まっています。
明るく元気に参りましょう。