世見

2021年1月1日(土)


今年が始まりましたよ。

日本の新年は「明けましておめでとうございます」から始まります


この言葉は、歳神様を家にお迎えした際に述べる、祝福の言葉だと言われています。
歳神様は、新年に実りをもたらし、人々に命を与えてくださる神様です。
又、ご先祖様の集合体とも言われているのです。
お正月とは、歳神様をお迎えする祝いの行事なのです。
歳神様は、門松を目指して山から下りて来るのです。
江戸時代に商人が広めたのが、松に3本の竹を立て、梅の枝をあしらった門松です。
門前に左右一対で飾られたのもこの頃でした。
向かって左を雄松(おまつ)、右を雌松(めまつ)と呼んでいます。
門松といえば3本の竹が連なるものを想像する人も多いかもしれませんが、もとはと言いますと、松の枝を玄関の柱に括り付けていたのです。
現在では、略式で門松として扱われています。
マンションなどは、略式の門松で歳神様をお招きするのもお勧めです。
門松には松・竹・梅の他に熊笹も用いられます。
「松」は生命力の象徴、又、神様が宿る木とも言われ、神様を「待つ」という意味もあります。
「梅」は気品のある芳香が好まれ、古来より縁起の良いものとされてきました。
「竹」は曲がることなくまっすぐ伸びることから、早い成長を意味するおめでたいものです。
今日は元旦です。
元旦の「元」の字は“最初”、「旦」の字は“朝”のことを言います。
今日は一年の始まり、おめでたい日です。
今年もどうかよろしくお願いいたします。