世見
2021年12月20日(月)


首相官邸  

2022年はもうすぐやって来ます。
来年こそ、心穏やかに過ごせる1年になって欲しいと思っています。
内閣総理大臣官邸をどのように思われますか。
内閣総理大臣官邸或いは首相官邸と呼ばれる官邸は、鍋島家の屋敷だったのですが、関東大震災後に新設されたようです。
戦争中には、総理らが官邸から脱出するための“地下トンネル”がありました。
岸信介首相は、60年安保の最中、官邸がデモ隊に包囲された時、このトンネルから脱出したと言われているのですよ。
現在の官邸は2002年に建設されました。
鉄骨鉄筋コンクリート構造で、震度7にも耐えられるそうです。
地上5階地下1階建ての5階には総理大臣・副総理・内閣官房長官・内閣官房副長官の執務室があり、4階には閣議室・内閣執務室・特別応接間があります。
3階には事務室と玄関ホール、2階にはレセプションホールが大・小と貴賓室、
1階には記者会見室があります。地下には危機管理センターがあり、内閣府に繋がる地下トンネルがあります。
屋上と前庭にはヘリポート。
24時間で運営されているのが危機管理センターです。
官邸というのは“歴史そのもの”と言っても過言ではありません。
そういえば、屋上ヘリポート付近にドローンが落下したことがありましたが、この事件を契機に「ドローン規制法」が成立したのですよね。
敷地内がヴェールに包まれている官邸といえば中国です。
15世紀の明の頃に建てられた宮殿がベースのようですが、1949年に中華人民共和国が成立すると、中国共産党と中央政府が置かれ、政府の要人の居住区になっているようです。
明の時代から中心だった中南海(中華人民共和国)。この国の未来が気になる所です。