世見
2021年11月30日(火)


江戸時代にタイムスリップ  


いよいよ明日から12月です。
今年も終わりなのだなぁ。
私はこの一年、病気ひとつせずに元気だったのがありがたい。
あと一週間もすると12月7日、この日は二十四節気の一つ「大雪」です。
「大雪」とは、いよいよ本格的な寒さが厳しくなり、冬将軍の到来を予感させる季節です。
山の峰々は雪で覆われていき、冬を肌で感じます。
寒くなると鍋が恋しくなります。あなたは何鍋がお好きですか。
鍋といえば、私は「熱燗1本!」と言いたくなります(笑)。
父は真夏でも熱燗でした。
日本酒を美味しそうに飲んでいた父。
父を思い出すと、いつも私は熱燗をいただきたくなります。
私は時折、自分が過去に生きていたとしたら、いつの時代がいいのだろうかと考えたりもします。
そうすると江戸時代にタイムスリップしちゃいます(笑)。
すると、きらびやかな街並みが広がり、艶やかな花街や人形のような禿が目に浮かびますが、遊郭は身売りされて来た遊女達が性を売ってお金を稼ぐ場所でもあります。
遊女の過酷な世界を、人々は“苦界”と呼んでいました。
身売りの値段は決して高くはありませんでした。
北陸地方の貧しい農村で、3両から5両だったといいます。
現在に置き換えれば、1両は13万円程度です。
最大値の5両としても65万円程度です。
娘を売るのに仲介料はとられます。
代金の2~3割も差し引かれたといいます。
吉原の遊女には定年がありました。
28歳で定年退職だったのです。
人生50年時代のことですからね。
女性にとって大変な時代があったのですね。