松原照子世見
2021年8月15日(日)


巨大地震  

地震を好きな人などいやしません。
少し揺れるだけでも、心が嫌だと叫び、体は硬くなります。
巨大地震など、誰が体験したいと思うものですか。
でも日本で暮らす以上、巨大地震とは向き合わなくてはいけない宿命です。
では、巨大地震を前にして、今できるとは何かと考えてみても、これと言った知恵など湧いては来ません。
地震は突然やって来る厄介な災害です。
必ず起こると言われる南海トラフ巨大地震と首都直下型地震、それと富士山大噴火。
備えられるのか、自分と家族を守るために。
富士山最古の噴火記録は、781年だと言われます。
800~802年の富士山噴火(延暦の噴火)の時には、東海道足柄路閉鎖。
富士山最大の噴火記録は864~866年。
この時の大量の溶岩流が現在の樹海をつくったと聞いたことがあります。
1707年、江戸にも降灰したといわれる富士山の宝永大噴火。
今は美しい姿を雲の間から見せてくれている富士山ですが、いつ又大噴火をするかわかりません。
南海地震は、私が生まれた1946年に起きましたが、その2年前の1944年に、東南海地震が起きています。
昭和東南海地震は、1944年12月7日午後1時36分(M7.9)
昭和南海地震は、1946年12月21日午前4時19分(M8.0)
昭和東南海地震では、地震発生の5~15分後には、津波が紀伊半島南東海岸に到着したのです。
2年後に起きた昭和南海地震では、房総半島から九州まで、広い範囲に渡って津波が押し寄せました。
近い将来、私達は再び体験するのでしょうが、小さな被害で終わって欲しいものです。