
渡辺直美さんによると、2019年の年末に開会式の出演オファーがあり、MIKIKOさんを含む演出チームと打ち合わせをした。演出プランを聞いた時は、鳥肌が立ったという。
「開会式の演出プランみたいなのを聞いたのね。それを聞いている時に、めちゃくちゃ鳥肌。もうかっこよすぎて。まじイケてるし、これに私参加していいんですか?みたいな。めちゃくちゃありがたいです。みんながすごく熱くて最高の演出だったんだよね。それに参加できるというのも嬉しかった」
しかし、大会延期を受け、開会式の演出企画は中断に。その後、渡辺さんが動物のブタに扮する企画案がボツになったという報道が出たことで、困惑したと振り返っている。
「今回の報道で、ああいう私をブタに見立ててやるっていう報道がきた時に、あれ、みたいな。私が最初に聞いていた話と違うなと思ったし、多分きっと私の知らないところでいろんな事が起きて、そういう案が出てきてみんなが『それはナシでしょ』となった。これも私は一つの救いだなと思う。けど、どうしてこんな風になっちゃったのかな」
その上で、MIKIKOさんの演出プランを知っていたからこそ、海外で一連の問題が報じられていることについて「すごく悔しいなと思った」とも語った。
「海外にもこういうニュースが流れてしまって、私はすごく悔しいなと思ったんだよね。もともと聞いていた演出が本当にかっこよかったから。それじゃないもの、しかも却下されたものがこうやって表に出て。これが日本の全てって思われたくないなっていうのがすごく率直な私の意見で。ああいう風な演出はありえないってなったものが出てしまって、ニュースをちゃんと見ない人は日本は最初からそういう演出をしようとしていたんだとなってしまうのが、私の中ではすごくショックだなと思った。元々の演出を知っていたぶん」
「本当にかっこよかったからね。みんなに見てもらいたかったし、私も頑張ってやりたかったなというのはすごいあったかな。それの悔しさの方が結構今は大きい」