2020年10月
中国の半導体受託製造(ファウンドリ)最大手の中芯国際集成電路製造(SMIC)は10月4日、「アメリカの輸出規制に関する追加情報」と題する声明を発表。アメリカのサプライヤーの一部が半導体の製造装置や原材料をSMICに供給する際、アメリカ商務省の事前の輸出許可が必要になったと明らかにした。
2020年10月
旭化成 半導体宮崎延岡工場で火災
ルネサンスエレクトロニクスに業務委託
2021年3月
ルネサンスエレクトロニクス那珂工場で火災
台湾TSMCに委託
2021年4月
台湾TSMC半導体工場で火災
2021年4月
ルネサンスエレクトロニクス那珂工場で発煙騒動



警視庁公安部は2021年4月20日、中国人民解放軍の指示を受け、宇宙航空研究開発機構(JAXA)など国内複数の組織に行われたサイバー攻撃に関与した疑いで、中国共産党の30代システムエンジニアを送検したと明らかにしました。

情報によると、逮捕されたシステムエンジニアは中国軍の指示のもと、国内企業が運営するレンタルサーバーを契約した疑いがあるとのこと。契約は偽名で行われており、2016年9月~2017年4月にかけて発生したゼロデイ攻撃に使用されたものと見られています。

ゼロデイ攻撃とは、あるシステムの脆弱性に対する修正パッチが公表されるまでの間を縫って攻撃を仕掛ける、高度なサイバー攻撃です。捜査当局によると、日本の組織が運用するシステムに内在している脆弱性のうち、世の中に知られていないものを発見し、これを利用して攻撃を仕掛けていたとしています。

逮捕されたシステムエンジニアは、偽名契約したレンタルサーバーのIDなどを、中国軍と関係のあるハッカー集団「Tick」に送信していました。

「Tick」は中国軍の指示を受け、不正アクセスを仕掛ける実行部隊のような役割を果たしているものと見られますが、「Tick」の攻撃対象となった組織は宇宙航空研究開発機構(JAXA)だけでなく、三菱電機や日立製作所、複数の大学も対象になっていたとのこと。