松原照子世見
2021年4月15日(木)
国際通信網の歴史
人間力は偉大です。
江戸時代の人々が、家で歌舞伎や相撲が見られると思っただろうか。
今は当たり前のように、どの家にもテレビがあります。
会話だって、どんなに離れていてもすぐそばで語り合っているかのように使える携帯電話もあります。
便利な世の中になったものです。
あなたはご存知でしたか。
太平洋の海底9,790kmをケーブルで結んでいたことを。
日本悲願の日米海底ケーブル。
不安定な短波通信に頼っていたのでは円滑な情報交換は望めませんでした。
現在のKDDIが、太平洋横断海底ケーブルの敷設について、アメリカのAT&Tなどと正式に調印したのが昭和37年の2月です。
開通式では、池田勇人首相とジョンソン大統領がメッセージを交わしました。
この海底ケーブルについてこんなお話があります。
海底ケーブル一本の長さは37km
それをタンク内のコイルに、何ということでしょう、手作業で巻き付けていたというのです。
現在、「短波通信」この通信方法を知っている人がいったいどれだけおられるのでしょう。
日本が国際化する上で、是非とも急がなければならなかった情報の生命線が海底ケーブルだったのです。
昭和39年10月10日の東京オリンピック開催後5日目、ケーブルによる東京→グァム間の通信が1回線を除いて不通になりましたが、10月21日復旧しました。
オリンピック開催中の国際通信は維持されました。
前回の東京オリンピックが成功した陰には、昭和39年6月19日に開通式が出来たことがあった、と思っています。
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