奇数と奇数を合わせても偶数、
偶数と偶数を合わせても偶数であることを
忘れてはならんぞ。
奇数と偶数を合わせて初めて、
新しき奇数が生まれるのであるぞ。

何ごとも清めて下されよ。
清めるとは和すことであるぞ。
同じもの同志では和ではない。
違ったものが和すことによって新しきものを生むのであるぞ。
奇数と偶数を合わせて、新しき奇数を生み出すのであるぞ。
それがまことの和であり清めであるぞ。
善は悪と、陰は陽と和すことじゃ。
和すには同じあり方で、例えば五と五との立場で和すのであるが、
くらいにおいては陽が中心であり、陰が外でなければならん。
天が主であり、地が従でなければならん。
男が上で女が下じゃ、これが和の正しきあり方ぞ。
さかさまならんぞ。
これを公平と申すぞ。

陰と陰と、陽と陽と和しても陰じゃ、
陽と陰と和して始めて新しき陽が生れる、
陽が本質的なもの、この和し方がはらきよめ。



男と女と和して
新しい生命産まれる



一+二=三







ギリシャの哲学者フィロラオスは次のように言ったとされる。
数字には特別な二種類がある。奇 (odd) と偶 (even) である。そしてこれらの混合が第三の要素として even-odd を生じる 」