どうやら、「自民党離党の過去」「派閥結成の経緯」「後ろから鉄砲を撃つような言動」が影響しているようだ。



 まず、露骨に「倒閣」に動いた過去が大きい。

 石破氏は1993年、宮沢喜一内閣の不信任案に賛成して離党し、「政界の壊し屋」こと小沢一郎衆院議員と行動をともにした。このため、党内には、「党が苦しい時に出ていった裏切り者」との声が根強い。

 復党後の2009年には、麻生太郎内閣の農水相でありながら、与謝野馨元財務相と官邸に乗り込み、麻生氏に退陣を迫った。寝首をかきに来た石破氏に、麻生氏らはいまも不信感を募らせている。

 言行不一致も指摘される。

 安倍内閣の幹事長時代、「派閥政治を解消する」と言いながら、15年には自らの派閥を立ち上げて、党内であきれられた。

 発言・発信内容が、疑心暗鬼を生んでいる面もありそうだ。

 昨年8月23日付のブログでは、韓国政府が日本との軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の破棄を決めた背景について、「日本が敗戦後、戦争責任と正面から向き合ってこなかったことが問題の根底にある」と発信して話題となった。党内で疑問視されただけでなく、ネット上では「鳩山由紀夫元首相とソックリだ」などと批判された。

 今年7月2日の共同通信加盟社論説研究会での講演では、安倍政権の「米軍普天間飛行場の危険性除去には、名護市辺野古への移設が唯一の解決策」とする方針に、「これしかない、とにかく進めるということだけが解決策だとは思わない」と疑義を示した。

 左派野党やメディアと重なる発言内容が、沖縄や野党支持者の評価を得た可能性はある。

 ただ、中国の軍事的覇権拡大が強まるなか、日本の安全保障のためにも同盟国・米国との約束を重視する自民党主流派とは距離を広げたようだ。


 最大の懸念は、石破氏の「外交軽視」である。

 石破氏は国際経験が乏しく、もっと自ら外遊して海外の要人と会ったり、彼らが集まるスイスのダボス会議などに出かけて、英語でスピーチなどをすべきである。


 回りくどい話しぶりも良くない。ドナルド・トランプ米大統領には、韓国の文在寅(ムン・ジェンイ)大統領と同じように嫌われ、日本の国益を守れないだろう。

 最近の月刊「正論」(9月号)のインタビューで、「(米国を取るか、中国を取るか)単純な二者択一」は許されないとか、米軍普天間飛行場の移設問題で「他の解(代替案)を見つける努力をすべき」と発言していたが、民主党の鳩山由紀夫元首相と同じ轍を踏みかねない。

 中国の民主化を厳しく主張しつつ、習近平国家主席の「国賓」招請に賛成というなど、多分に「口だけ番長」チックだし、誤ったメッセージを避ける慎重さに欠ける。

 地方振興が看板だが、個別の地域が隙間狙いで田舎らしさを生かせば成功するという「里山資本主義」では、いくつかの成功例はつくれても地方衰退という流れの挽回にならない。だらからこそ、地方創生相として期待に応えられなかった。

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なるほど…

こんな理由があったのですね…

このご時世に…
アメリカを敵に回してしまいそうで怖いですね
トランプ大統領にも嫌われそう…

ていうか…
辺野古移設を決めたのも民主党政権時代ですよね…??

なぜ、なんでもかんでも安倍政権の責任にしているのかが、疑問なのです…わからないのです…