世見
2020年8月31日(月)

六道珍皇寺  

感情的になると何一ついいことにはならないとは思うものの、ついつい感情的な言葉を言ってしまうことってありませんか。
私達って、自分と価値観が合わないと、中々相手の言葉をすんなりと聞き入れられません。
全く価値観が合わない人と毎日接していると、口も聞きたくなくなる人までいます。
そんな人に申し上げたいのが、イライラするより「そんな考え方もあるのかなぁ」と受け止めると、意外と価値観などどうでもいい気持になったりします。
私達って、心がざわつくと、神社や仏閣に出向き手を合わせたくなったりします。
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勝手な時にだけ、神頼みをするのではなく
普段から、神様に感謝を捧げて生活をしましょう…



日本にお暮らしの神様や仏様は、きっとお心の内を察して、お心を安らかにしてくれることでしょう。
今日はね。京都にはこんなお寺もありますよと申し上げたかったのです。清水寺にお出掛けになられたら、西方に建つ「六道珍皇寺」にお立ち寄りして欲しいのです。
冥界への入り口として閻魔大王を祀っているのが、六道珍皇寺です。
閻魔大王を祀るのって珍しいお寺でしょう。
この地には古くから、葬送の地として有名な鳥辺野が広がっていたのです。
六道珍皇寺はその入り口にあたります。
境内の中ほどに石塔婆があり、死者に引導を渡したところでもあります。
六道とは、「地獄」「餓鬼」「畜生」「修羅」「人間」「天道」の輪廻世界を指しています。
お寺の周辺は冥界とのゆかりが深い場所でもあり、門前から西側の西福寺が建つ交差点の辺りから「六道の辻」と言われていました。
六道珍皇寺の開基者は、平安朝の僧・慶俊ですが、今では堂塔伽藍を整備したとされる小野たかむらの方が有名だそうです。
小野たかむらは閻魔大王に仕えたと言われているみたいです。
「京都魔界探訪」の旅をなさって見ては如何でしょうか。