世見
2020年7月21日(火)

日本の対中国戦略は?  

中国が国内に於いてどんな混乱があっても、それが外には漏れることがあまりなかった1960年代頃はそれでよかったかもしれませんが、中国が抱える民族問題は、果たして真実に蓋が出来ているのでしょうか。
中国は建国以来共産党独裁主義体制です。
中国の考え方の基本は、国民を恐怖によって支配下に置くことのように思えて仕方がないのです。
恐怖体制を正当化するためにも、外部に対しては真実に蓋をしなくてはいけません。
この考え方だと、外部は全て敵になってしまうのではないでしょうか。
中国という国が舵取りを間違えたとしたならば、毛沢東が文化大革命時代を個人崇拝に置き換えたことのようにも思います。
共産党全体主義体制強化を、習近平体制がどのように作り上げて行くかが、今後の課題に思えて来るのです。
現在の中国は、毛沢東時代とは比べ物にならないほどの経済力と軍事力を手に入れています。
中国に対して、日本は人権外交を押し出すのが良いのか、それとも日本の安全保障や国益を重視することが大事なことなのか、新型コロナウイルスが現在のような状況故にしっかりと考えておく必要がある気がするのです。
私達は新型コロナウイルス問題で頭の中をいっぱいにしていたのですが、中国は、すでに次なる一手を考えているとしか思えないのです。
私達が気にも留めずにいる中国に於いての民族問題は、中国政府の思惑通りに、今着実に成功への道を進んでいます。そして一方では、東シナ海を中国色に染めるべく、計画通りに事を運んでもいます。
日本は、中国の今後の動きを静観している場合ではなく、次の一手を考えておかないと苦しい思いをすることになります。
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ただのニュース感想文…