世見
2020年6月20日(土)

偉人ガンジー  

私達は、日々様々な思いを持ち、時には喜び、時には心を痛めます。
偉人と言われる人々も、私達と同様の思いを体験していることと思います。
偉人といえばマハトマ・ガンジー。
ガンジーは20世紀を代表する偉人だったのでしょうか。
マハトマとは偉大な魂という意味で、彼の本名ではありません。
本人は自分自身がマハトマだとは一度も名乗ることはありませんでした。
ガンジーの功績は、100年もの間イギリスの植民地であったインドを、独立国に戻したことです。
非暴力主義を貫きながら行ったことは見事としか言えませんが、彼の思想と行動にはかなりの矛盾があるのです。
特に身内には暴力的だったというのですから、ガンジーさんには表と裏の性格があったのでしょう。お身内の方は苦労されたことでしょうね。
ガンジーは、インド人の自由と平等を求めた一方で、インドの伝統的な身分制度には固執し続けた人でした。
ガンジーは敬虔なヒンズー教徒。
ヒンズー教では、人間は次の四つのカーストに分かれます。
バラモン(司祭)、クシャトリヤ(王侯貴族)、バイシャ(庶民)、シュードラ(奴隷)
さらに、カースト制度以外に、グリント(不可触民)まであるのです。
シュードラ以下の人口は全体の85%もあり、この数字を見てもわかるように平等はあり得ません。
ガンジーのイメージとは異なり、彼は右翼的思想の持主だったのです。
カーストにすら入らない不可触民との結婚を勧めるかと思うと、自分の息子の身分の低い階級のイスラム教徒との結婚は認めませんでした。
偉人ガンジーはもしかすると、ヒンズー教の聖人になりたかったのかもしれません。

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