世見
2020年6月15日(月)
中国の暗雲
東アジアに関わりのある国は、中国、韓国、北朝鮮、ロシア、モンゴル、ベトナム、台湾、そして日本です。
私達は、東アジアの実態をどれだけわかっているのでしょうか。
特に中華人民共和国(中国)をです。
中国大陸を大きく分けるとしたら華北と華南です。
この華北と華南を分けるのは淮河(わいが)です。
淮河は中国第三の大河です。
秦嶺山脈から淮河のラインで、自然環境も随分と変わるのです。
華北は乾燥地帯で、華南は温潤地帯。
華北には長安、洛陽を中心とする中原地域があり、北京周辺もそのひとつです。
現在中国に服属しているチベットですが、今後、今の状態のまま物語がつくられるとは思いにくいのです。
新疆ウイグル自治区は、かつて中国人が西域と言っていた一帯ですが、今は悲しい物語をつくっています。
中国の政治リスクからは目が離せないのですが、私達はうわべの中国しか見えていない気もするのです。
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そのまんまですね…
早いもので北京オリンピックから12年が経ち、上海万博から10年も経ちました。
あの頃の中国は、景気浮揚効果の高いイベントのおかげで、驚異的なスピードで経済成長を遂げ、日本を抜いて世界第二位の経済大国になりました。しかし、汚職、所得格差の拡大を背景に、国民の心の中は不満や将来への不安が制御しにくくなる道へと進むのではと思ったりします。
社会主義と市場経済からして中国の矛盾。
社会主義とは、資本主義の原則である自由競争の否定や、生産手段の国有化などを本旨とする思想です。
社会主義は市場経済とは相容れないのです。
この矛盾した体制がいつまでも続くはずはない、としか思えないのです。
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ニュース見たまんまの感想分でした…