米ニューヨーク州在住の5歳の男児が、新型コロナウイルスへの感染が原因とみられる珍しい炎症性疾患により死亡した。同州のアンドルー・クオモ(Andrew Cuomo)知事が8日、発表した。

 クオモ氏はツイッター(Twitter)への投稿で「ニューヨーク(州)ではこれまで、川崎病と毒素性ショック症候群(TSS)に類似した症状で重症となる子どもが73人確認された」と表明。「木曜日(7日)には、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)によって引き起こされたとみられるこうした合併症により5歳の男児が亡くなった」と述べた。

 クオモ氏は、ニューヨーク州保健省が調査を進めていると説明。保護者らに対し、子どもの発熱が5日間以上続いた場合には直ちに治療を受けさせるよう呼び掛けた。同氏によると、他の症状としては下痢や嘔吐、呼吸困難、皮膚の蒼白、胸の痛み、倦怠(けんたい)感が含まれる。

 川崎病は主に5歳以下の子どもがかかる原因不明の疾患で、血管壁に炎症が生じ、発熱、皮膚の剥離、関節痛を引き起こす。その他、発疹やリンパ節の腫れも川崎病の兆候となる。放置すれば心不全を引き起こす恐れがあるものの、治療を受ければ治る場合が多い。

 新型ウイルスに感染した子どもが発症する川崎病に似た症状については先月、英国民保健サービス(NHS)が最初に警鐘を鳴らし、その後フランス、イタリア、スペインでも複数の患者が確認されている。

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日本では
「子供は症状ない」
「若年層は軽症」
「子供から大人へは感染しない」
と言われていますが、

新型コロナウイルスは未知のウイルスです…
まだまだわからないことが多い…

このウイルスを楽観視しない方がいいでしょう…
日本でも間違いなく起こりうる事、すでに起こっているかもしれません。




「川崎病」は、中国北東部から風に乗って日本に運ばれてくる毒素が原因の可能性があるとの研究結果が2014年5月19日、発表された。

 川崎病の発症例は世界各地で確認されているものの、日本で最も多い。症状には発熱、発疹、爪の剥離が含まれ、患者の25%は、心臓の血管が膨張し死に至ることもある「冠動脈瘤(りゅう)」を発症する。予防法は存在しないが、人から人へは感染せず、発症しても大半は数週間で完治する。

 1967年に発見されて以来、原因は謎とされてきたが、日本では1年のうちの特定の時期に患者が増えることが分かっていた。

研究を率いた米カリフォルニア大学サンディエゴ校(University of California, San Diego)医学部の川崎病研究センター(Kawasaki Disease Research Center)のジェーン・バーンズ(Jane Burns)所長は、「川崎病の原因となっている地域は世界各地にあることは確かだが、中国北東部と日本、ハワイ(Hawaii)、北米西岸地域との間にある関連性に焦点を当てることは、原因究明に向けて最も有望だと考えている」と語った。

 気流モデルを使って行われた先行研究で、中国北東部の広大な穀倉地帯を起点とした風が吹いている時に川崎病の発症数がピークを迎えることが分かっていた。

 今回の研究では、大容量の空気ろ過装置を搭載した航空機を使い、日本の上空2000~3000メートルの空気を検査したところ、空気中で最も多かった菌類はカンジダであることが分かった。酵母菌の一種であるカンジダは、世界中でみられるさまざまな真菌感染症の最も大きな原因とされている。

 米科学誌「米科学アカデミー紀要(Proceedings of the National Academy of Sciences、PNAS)」に掲載されたこの最新の分析結果では、最も有力な川崎病の原因は、中国北東部を起源とし、カンジダと関連する可能性がある「前もって形成された毒素または環境分子」だとされている。

 この仮説では、病原性を持つ何らかの毒素または分子が、穀倉地帯の上空を吹く風によって運ばれ、感受性の高い遺伝子を持つ子どもがこれに触れると異常な免疫反応を引き起こすと推測されている。

 バーンズ氏は、川崎病が確認され始めた1960年代に中国北東部で何らかの変化があったとみて、「風に運ばれるこれらのエアロゾル(浮遊粒子)を生み出す活動または状況を特定する必要がある」と話している。


新型コロナウイルスの感染者が、せきやくしゃみをしたときに鼻や口から飛び出す飛沫を介してヒト・ヒト感染が起きる。

それに、子どもは濃厚接触する。手洗いを忘れたり、ちゃんとティッシュを使えないこともある。このため、多くの子供が「無症状キャリア」となって

ウイルスを広く拡散させる可能性がある。

かぜやインフルエンザなど、ほかのウイルス性疾患で子供が「スーパースプレッダー」になることはよく知られている。これは新型コロナウイルスに感染した、ごく軽症または無症状の子どもが、重症化しやすい家族にウイルスをうつす可能性があることを意味している。


学校は病気拡大の温床になりやすい。


日本では無症状キャリアは感染させないと言われてきました…

最近になって、

「発症2日前から感染させる可能性」

と変わりましたが…

無症状キャリアでも感染させている可能性は大きいと思います…