松原照子世見
2020年3月24日(火)
ポ~ッとした時間
誰だって何もしたくない時ってありますが、ただポ~ッと横になって暮らす人は殆んどおられないことでしょう。
ついついベッドにゴロンと横になる人はいるかもしれませんが、トイレに行き食事をしたら後はベッドに寝ているだけなどというのは、病気になられた人にしか思い浮かびません。
何も考えずにポ~ッと暮らしたいと思う人がおられたら教えたくなるのが、深海生物のオオグチボヤです。
彼らは海底にくっついて一生動きません。
大きく開けた口にたまに入って来たプランクトンなどをこしとって食べているのです。
オオクチボヤの表情は大口を開けているかに見えるためか、いつも笑っているかのように見えます。
こんなオオグチボヤも、危険を感じた時は口を閉じて真顔になるそうですよ。
生息地は日本の周辺などの深海なので、日本のことを大好きと思ってくれているかもしれません。
海底にくっついたまま動かなくなる前は、オタマジャクシのような姿で泳ぐ子供時代があります。
きっとね。子供時代に、生涯動かずに暮らす場所を真剣に探しているのでしょう。
オオグチボヤの生き方を見ていますと、ストレスがあまりないようにも思いますが、口を閉じ真顔に見える時は危険を感じているのでしょう。
でもね。たまの休日はポ~ッと過ごすのも心が休まるかもしれません。
子育て真最中のお母様に今日は休日ですとは言えないことでしょうが、忙しい合間に何も考えないポ~ッとした時間をお取りになってくださいね。
コーヒーとケーキセットで一休みもいいかもしれません。
勿論、紅茶・ケーキセットでも構いませんよ。