松原照子世見 2019年5月24日(金)
四国巡礼の旅
梅雨には、アジサイと蛙とテルテル坊主がよく似合います。
何故だか、6月に入るとお遍路さんの姿が思い浮かびます。
お遍路さんって、傘を差しているイメージがわきません。
だからかなぁ~。梅雨時になると、お遍路さんって大変だなぁと思ってしまうのです。
お遍路とは、海岸沿いの道や土地を表す“辺路”から来ているようです。
海岸沿いの険しい道をひたすら歩いた弘法大師。彼の修業の足跡を辿り、昔は僧侶が修行する旅がお遍路でした。
四国にある八十八ヶ所の札所(寺)を、白装束に身を纏い、金剛杖は弘法大師様だと思って、一歩一歩、心に刻みながら踏み締めて、今も多くの人がお遍路の旅に出掛けています。
八十八ヶ所を巡ると、煩悩が消え、願いが叶うと言われています。
人間には八十八の煩悩があるところから、このように言われているのでしょう。
ただ、他にも説があるようです。
僧侶だけではなく、人々がお遍路をするようになったのは、江戸時代に願掛けに札所を訪れたのが始まりです。
八十八ヶ所を巡る人の思いは様々なことでしょう。
白装束、金剛杖、数珠、輪袈裟が基本ながらも、その目的は、願い事を叶えるため、煩悩を取り除くため、心身を磨くためと様々。中には、自分を見直すための人もいます。
弘法大師と同じ場所を歩む思いがどのようなものなのかは、きっと行った人にしかわからないことでしょう。
四国の人は、お遍路をする人をお大師様と同じに扱います。
人の温もりを味わうことも、お遍路をする人にとっては喜ばしきことにも思います。
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今日の世見も不思議な能力を必要としない、Google検索しての感想文でした…(´Д`)