松原照子世見 2019年4月2日(火)


西郷さんの歩いた場所  

地図を広げると、そこには人々が暮らす世界があります。
多くの人は歴史上の人物にはなれませんが、歴史に名を残した人が歩いた場所を歩いているということもあるでしょう。
もしかすると、その一歩は、有名人と同じ行動なのかもしれませんよ。
このように思うと心が躍ります。
以前、元スマップの香取慎吾さんが訪れたお店で、香取さんの座ったという椅子に座りました。
たったこれだけのことでもワクワクしました。
西郷隆盛が大好きな人も多いことでしょうね。
西郷隆盛が鶴丸城跡に造った私学校の石塀の前を、彼が歩いていた気にもなっています。
今でも、西南戦争の時に政府軍の激しい攻撃によってできた砲弾の跡が残っています。一度歩いてみられると、何かを感じられることでしょう。
熊本県の植木町には、「雨は降る降る 人馬は濡れる 越すに越せない田原坂」という歌で有名な田原坂があります。
この坂は、両側が曲がりくねった断崖の天然の要塞です。薩摩軍はここに布陣して政府軍を迎え撃ち、死闘を繰り広げた結果、敗戦に終わったという場所です。
西郷軍の動きを知ると、西郷隆盛と同じ地球を踏めているかもしれません。
田原坂の戦いも、高瀬の戦いも、政府軍が勝利。
西南戦争は、双方それぞれが6千人以上、合わせると約1万3千人の死者を出しました。
九州を焼き尽くすがごときの戦いだったのです。
西郷さんの大ファンの方は、一度、西郷隆盛の無念さが伝わって来そうな所を訪れ、西郷さんが印した足跡の上を、彼と同じように歩いてみられては如何でしょうか。
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歴史曖昧感想文でした…