松原照子世見 2018年10月14日(日)
人の温もりが感じられた時代
私の記憶する限りにおいて、自然界の変化は驚きの一言に尽きます。
クーラーなどなかった子供時代。
音がうるさいなど気にもならない扇風機。その色は黒色をしていました。
涼をとるのは団扇。その団扇片手に、浴衣を着て盆踊りに出掛けます。
胡瓜にトマト、それにナスは夏野菜で、私の知る限りでは冬には目にしなかった気さえします。
冷蔵庫は氷を入れた箱。アイスキャンディーはよく口に引っ付きました。
蚊取り線香と蚊帳。蚊帳の中で眠っても、今ほど暑くなかったと思います。
部屋の明るさは今のように明るくなく、裸電球がぶら下がっていました。
トイレの明かりは薄暗く、軒下にぶら下がる水入りのブリキ製タンク。何と呼んでいたか忘れましたが、水入りタンクの下を手で上げると水が出て、それで手を洗っていました。
「お父さんはおひとよし」というラジオ番組を、父と母の間で眠りながら聞いていました。テレビとラジオのドラマの違いは、ラジオの方が創造を豊かにすると思います。聴きながらイメージするのだから。
冬は湯たんぽが主流で、コタツは炭でした。
現代人は服を毎日着替えますが、昔はそうでもありませんでした。
お風呂だって、家にない人の方が多くいました。
トイレは水洗ではなく、こんな言葉が流行りました。水洗いは花に例えて「水仙」。肥壺に向かってするものは、“ボタン”と落ちるので「牡丹」と呼びました。
秋の運動会は町上げてのイベントでした。
秋祭りのお神輿では、担ぎ手の衣装に縫い付けられた猿の人形をとるのが楽しみだったし、天狗さんに跨いでもらうと病気をしないと言われるので、大人も 子供も赤ん坊も、道に寝て天狗さんに跨いでもらったりもしました。
人々が力を合わせて祭りに参加していました。
夏には、公園で映画上映があったりもしました。
今では味わえぬ、人の温もりがあったりする時代から、今の時代へと移り変わり、自然界までもが変わってしまった。
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未来が見える予知能力者(自称)を売りにいるのに…
過去の思い出話しや、過去の歴史の書き並べただけの内容が多いですね…
予知能力とやらを1度くらい度発揮してほしいものです…