演技性パーソナリティ障害とは

自分を偽った経歴で美化するようなケースは
「演技性パーソナリティ障害」

という精神疾患が影響していることがあります。これは過去に愛情不足で育った、もしくは過保護で育った場合など、本来の自分が自分らしく過ごせていないという、過度なストレスが影響しているとも考えられています。

そのため、自分の存在を主張するためならウソもつき、他人に自分の存在を認めてもらうことで満足を得ます。逆に認めてもらえない場合は、さらなるウソを重ねたり、行動や態度で示したりしようとする場合があります。また、この精神疾患は発症する9割が女性といわれています。

■心理的効果を狙った詐欺師のトーク

仕事で営業をしている人は、話し方や聞き方も手慣れているはず。詐欺師も同様にさまざまな方法を使って相手をだまし、金品などを得ようとします。つまりだますことでお金が手に入ることがわかれば味を占め、同様の手口を繰り返してしまうのです。回数を重ねるごとにだまし方もうまくなっていくため、自分でその状況が快感になってしまうことも。

■自分の立場を巧みに利用したウソに注意

詐欺トラブルは年々いろいろなパターンが増えてきていますから、常に冷静になり相手の言葉を鵜呑みにせず疑っておくことが重要です。

経歴を偽るケースとしては
「有名人に知り合いがいる」

「自分が有名な企業のプロデューサー」

など、立場を利用することでお金をだまし取る方法があります。

もし被害者がその有名人などに関心があれば簡単に信じ込んでしまう可能性があるのです。ほかには公共料金の集金などを名乗るケース、親族を名乗るケースなどもあります。

また、SNSや古い友人から持ちかけられるケースなども存在します。この場合は自分が知っている相手である以上、断りにくいという感情が働きやすくなります。女性の場合は性的な挑発で相手を誘惑することも。

基本的に詐欺師は自分のペースで会話をすすめていくので、それに乗らないようにする必要があります。

断ろうとした場合、時には強気な態度をみせることもありますが、それが詐欺士の典型的なパターン。

徹底的に断り、もう会わないようにするなどして関係を断ち切りましょう。