【松原照子】世見 2816年9月15日(木)


マヤの神話 


昔々の大昔、マヤでのことです。
この頃、地下にもシバルバという国があり人々が住んでいました。
当時、トラテトリという球技が大好きなフン・フナプーの兄弟が地上にはいました。
毎日地上で繰り返されるこの遊びのおかげで、シバルバ騒音に悩まされるのです。
シバルバのフン・カメ神とブクプ・カメ神は腹を立て、フン・フナプー暗殺計画を立て、フン・フナプーとのトラテトリ球技大会を申し込むのでした。
フン・フナプーは勝つ自信満々。
招きに応じシバルバに行きました。どれほどの自信があっても神様に勝てるはずもなく負けてしまいます。
フン・フナプーは神の手によって首を切り落とされてしまいました。
体は埋められ、首は一度も実をつけたことのないひょうたんの木にぶら下げられました。
ところがです。
実がなったことがないひょうたんの木に実がいっぱいつきました。
フン・フナプーの首が見つからないくらいに実がついています。
このことを知ったシバルバの人々は、フン・フナプーを“肥沃を司る神”と言うようになりました。
マヤの神話は未だ続きます。
有名になったフン・フナプーの首にシバルバの神の娘シュキックが近付き、フン・フナプーの首から手に唾を吐かれて双子を妊娠。首だけになっても父親になり、その双子達は父親の首を取り返し、父の敵のシバルバの神をやっつけて英雄になりました。
メキシコ近辺では、フン・フナプーという神様が今も人々の心の中に住んでいます。
神様って戦いが好きなのですネ。
でも、あなただけの神様はステキな神様です。

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本日もネットに載っている浅い知識を書いただけでして・・