この時期の子供のやる気を阻害する親の行為に「過干渉」があります。なかでも一番多いのが、子供の勉強のやり方や解き方に口を挟む行為です。
子供が小学生なら、家庭学習を習慣化させるのに親が監視をすることもあるでしょう。
しかし中学生になっても子供の勉強を細かく見るというのは、絶対にしてはいけません。
この時期の子供を持つ親にとって一番大事なこと。
それは、子供が自ら勉強に意識を集中できるような環境を作ってやることです。
子供が意欲をもって取り組むようにさえすれば、親の手を借りなくても自然と学力は向上していくものなのです。
たとえば、子供部屋では本当に勉強しているかわからないからリビングでさせる、という家庭がありますが、これも立派な過干渉です。
もちろん、子供が自分でリビングを選んだのなら問題ありませんが、親が自分の監視下に置きたいからとリビング学習をさせているならNGです。
子供にしてみれば親の目があることで集中できず勉強が身に付かないだけでなく、ストレスになってやる気どころではないかもしれません。
それは親の不安を取り除くためであって、子供の学力向上のためではないのです。
どこで勉強していても、本人が自発的に選んでやる気をだし集中できているのであれば、親は口出ししたい気持ちをグッとこらえてください。
黙って見守ることも、反抗期の子供を持つ親の大切な仕事なのです。
集中できる環境作りに迷ったときは進学ゼミナールにご相談ください。