「バベル九朔」 万城目学 | lighthappy

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読書がメインにお酒やあれこれ

著者 : 万城目学
KADOKAWA/角川書店
発売日 : 2016-03-19
#読了。
九朔満大は会社を辞め小説家を目指しながら、今は亡き祖父が建てた雑居ビル「バベル九朔」の管理人をしている。ビルで出会った黒ずくめの女性はカラスと呼ばれる泥棒の一味と考えていたが、その女性に追い詰められ、空きテナントとなった部屋に残る一枚の絵を見つけると。。。
かなり不思議というか、訳が分からなくなるような話だった。どこまでが現実で、どこからが・・・そしてこの登場人物は誰の味方で誰なのか・・・と何度も考えさせられる。このように、とりとめのない無駄なことを考えさせるということが、筆者の狙いの一つだったんだろうか?