おはようございます!



昨日は友人の結婚式後に祭に参加してきました。

その後お祭りにも行くという!



新里式 英語超学習法


久しぶりの土曜日のお休み、満喫してきましたよ!


疲れもどっときましたが(笑)。




さて今回は、



「家具」は数えきれない単数形の集合名詞



というお話をしましょう。




もうみなさんご存じのように、名詞には数えられる名詞(可算名詞)と数えられない名詞(不可算名詞)というものが存在します。



しかし、この「数えられる」「数えられない」という基準は言語によって異なることがあり、厄介です。



例えば、information という抽象名詞は英語では不可算名詞ですが、フランス語やスペイン語では可算名詞扱いです。



また、今回扱う 「家具」 furniture という単語も、英語では不可算名詞ですが、フランスととスペイン語では可算名詞扱いなのです。




そう、そこで注意したいのは、家具は英語では数えられない名詞として扱われること。



ん?なぜ家具が数えられないの?と疑問に思うかもしれませんが、それを理解するには、家具は「集合名詞」という扱いがされているということを知らなければなりません。




集合名詞とは、人や物の集合体を表す名詞です。


名詞によって、常に単数形扱い・複数形扱い・場合によって単数・複数形が使い分けられる名詞があります。



今回は常に単数形扱いをされる集合名詞、furniture 「家具」について。




さて、では少し考えてみましょう。



家具



というと、ある特定の物を指す語ではありませんよね。



家具には、机やイス、タンス、棚、ベッド・・・ のように、様々な物があると思います。



その様々な物を全て含んだ総称体(集合体)として、furniture 「家具」 という語が与えれているのです。



そのため、その一つの集合体を数えれることはできない、と考えられているのです。



では、「家具の数を1つ、2つと数えたいときはどうするの?」 という質問があるかもしれませんが、そういうときには a piece of ~ を頭に置いて数えることができます。



a piece of furniture


two pieces of furniture


three pieces of furniture


・・・・



もしくは、a table, two chairs, のように、具体的にその物を数えるしか方法がありません。



もちろん、furniture 自体を数えることができないので、常に furniture は単数形で -s を付けることはできず、直前に冠詞の a などを置くことはできません



注意したいのは、much 「多くの~」 という形容詞が付いた場合も、それは単数扱いになるということです。


下の文を見てみると分かりやすいかもしれません。



There is much furniture in his room.


「彼の部屋にはたくさんの家具がある」



この例では、much 「多くの~」 という形容詞がついていますが、もちろん furniture は常に単数形なので -s はついていません。


(much は数えられない不可算名詞につく形容詞です。また、a lot of でも同じように修飾できます。)


また、be 動詞も is で受けます。単数形扱いだからです。




furniture のように、常に単数形扱いをされる集合名詞には他にも以下のようなものがあります。



baggage/luggage 「(手)荷物」



(手)荷物にはいろんな物がありますね。スーツケースやカバンなど。


それらを総称する集合名詞です。そのため、常に単数形扱いです。


空港にも luggage を受け取る場所がありますね。


数えるときには a piece of を使います。


a piece of baggage/luggage


two pieces of baggage/luggage



machinery 「機械(類)」



機械の種類もたくさんあります。その機械の総称です。


そのため、常に単数形扱いです。


数えるときには a piece of を使います。


a piece of machinery


two pieces of machinery


(一方、machine は数えられる可算名詞。)



equipment 「設備(類)」



machinery と同じ考え方です。


数えるときには a piece of を使います。


a piece of equipment


two pieces of equipment



documentation 「文書類」



machinery と同じ考え方です。


数えるときには a piece of を使います。


a piece of documentation


two pieces of documentation


(一方、document は数えられる可算名詞)



他には・・・


clothing 「衣類」


merchandise 「商品」


scenery 「風景」





ただし、集合名詞だからといって全ての集合名詞が単数形扱いというわけではありません。


それはまた別の機会に。