こんばんは!
明日は大雪が降るようで・・・。交通機関が止まりそうということなのでかなり心配です。。。
はてして仕事はあるのか?!笑
さて今回は
adult は adolescent の過去分詞形
というお話をしましょう。
以前このブログで、古英語では動詞の過去形語尾のほとんどが
-t や -d で終わる
ものばかりだった、ということを紹介したことがあります。
2012年10月11日
must に過去形が無い理由
http://ameblo.jp/shinzato-english/entry-11376440886.html
現在の動詞の過去形にもその名残は強く残っています。
不規則変化をする動詞の過去形を覚える際には、このことを頭に入れておくと幾分覚えやすくなります。
(もちろん、英語教育に取り入れるのも有効でしょう)
adult と adolescent に話を戻します。
adult は日本人にもよく浸透している単語で、「大人、成人」 という意味を持ちます。
意外と知られていないのは adolescent という単語。
adolescent 「青年期の/思春期の少年・少女」
という意味を持ち、だいたい 13~16歳ぐらいを指します。中・高校生ぐらいでしょうか。
adolescent の語源はラテン語です。
adolescere 「成長する」 (原形)
この現在分詞形、つまり、「~している」 という形が、
adolescent 「成長している段階の」
という形になります。
一方、過去分詞形、つまり、「(もう)~し終えた」 という形が、
adultus 「(もう) 成長し終えた」
という語になり、そこから、
adult 「成長した大人」
という語が英語に入ってきたと言われています。
-t で終わる語なので、いかにも過去形・過去完了形らしいですね。
まとめると以下のようになります。
adolescent ⇒ 成長している段階にある人
<青年期の/思春期の少年・少女>
adult ⇒ 成長し終えた人
<大人、成人>
近頃は大人でも成長し終えたのかどうか分からない人も多くいますが・・・笑。
私もかな・・・。