おはようございます!



最近携帯電話を触る機会がめっぽう減ってしまい、メールを長い間返信せずに友人から怒られることが・・・。


今朝も 「携帯がないなあ」 と思っていたら、昨日職場に忘れていたことにやっと気が付く始末。


こんな風にどんどん世間からおいていかれるのでしょうか(笑)。



さて今回は非常にミスが多い、



mail と email と text の使い方



についてお話しましょう。




頭では分かっているつもりでも、文章で mail を目にすると 「メール」 と訳してしまったり、「メール」 を英語で表現したいときに mail と言ってしまったりする人が非常に多いです。



そう、


mail は メール ではありません!


mail は郵便(物)という意味です!

The mail has arrived.


「郵便が届きました」 ⇐ × 「メールが届きました」



日本語で言う 「メール」 はいわば和製英語。


「メール」 は英語では mail ではなく、email (e-mail) です。


もちろんこの e は、electronic 「電子の」 という意味の単語の頭文字で、email は厳密には


「電子メール」


と訳されるでしょう。



I have received your email.


「メールを拝受しました」



興味深いことに、この email はよく動詞としても用いられます。


非常に便利な使い方です。



Please email me if you have any questions.


「何か質問があったらメールして




ただ、私たちがよく使う携帯電話のメールに関しては、email よりも text (text message) の方が使われます。


text も同じく、動詞として用いられることも多いです。



I'll text you later.


「後で(携帯で)メールするね」


(text の動詞としての使い方)




○○○○@ドコモ・・・ のような、いわゆる 「メールアドレス」 は、mail address ではなく、email address になります。



mail address: 住所 (郵便物を受け取る住所)


email address: メールアドレス



海外での携帯メール、つまり text はまだまだ日本のように発達しておらず、ショートメールのようなものが主流です。


ショートメールを思い出してもらうとわかりますが、text には携帯のメールアドレスというものがなく、携帯の番号だけでメッセージを送信します。



そのため、携帯のメールアドレス(メアド?)を訊くのは海外では不自然です。


(以下の3つの文は全て不自然。携帯電話の「アドレス」がないためです)



? What's your cellphone's email address?


? What's your cellphone's address?


? What's your phone's address?





また、これも興味深い表現ですが、迅速に連絡ができる email と比べて時間がかかる普通郵便(mail)のことを、



snail mail 「カタツムリ郵便」



と呼ぶこともあります。


email に比べて通常の郵便が遅いことに対して揶揄した表現です。



カタツムリのように遅い郵便、とは。分かりやすいですね。