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さて、今回は分詞構文の中でも特殊な、
懸垂分詞構文 (けんすいぶんしこうぶん)
というものについてご紹介します。
おそらく、この懸垂分詞構文という用語を聞いたことがある方は少ないかもしれません。
実は正式にはその用語は浸透していないのですが、あえて呼ぶとすればこの用語が使われます。
「懸垂」と呼ぶぐらいですから、ぶら下がり、です。
つまり、ぶら下がったような形で分詞構文の形が作られます。
分詞構文とはそもそも、基本的には二つの節の主語が同一の場合に、修飾する側の節の接続詞と主語(つまり、分詞の意味上の主語)を省略して動詞を現在分詞 (-ing) にするものです。
Missing the train, I was late for the test.
= Because I missed the train, I was late for the test.
「電車を逃したので、試験に遅れてしまった」
(接続詞の because が省略され、修飾する側の節の主語 I を省略、そして動詞の missed を現在分詞に)
参考:
分詞構文の作り方①
http://ameblo.jp/shinzato-english/entry-11274308520.html
分詞構文の作り方②
http://ameblo.jp/shinzato-english/entry-11275620720.html
しかし、二つの節における主語が同一でなく別のものを指す場合、それぞれの主語は省略されずにそのまま残されたまま、接続詞を省略し、動詞を現在分詞 (-ing) の形にします。
その場合、「独立分詞構文」と呼ばれます。
She getting home, her husband was talking on the phone with another woman.
= When she got home, her husband was talking on the phone with another woman.
「彼女が家に着いたとき、彼女の夫は他の女性と電話で話していた」
(she と her husband は同一の主語ではないので、どちらも残す)
参考:
分詞構文の作り方③ (独立分詞構文)
http://ameblo.jp/shinzato-english/entry-11279078998.html
しかし、この独立分詞構文の場合、分詞の意味上の主語は残されてなくてはならないのにも関わらず、その主語が省略されることがあります。その意味で、ぶら下がったような構造に見えるため、それは懸垂分詞構文(けんすいぶんしこうぶん)と呼ばれるのです。
例を見てみましょう。
Eating lunch with my mother, it suddenly started to rain.
= When I ate lunch with mother, it suddenly started to rain.
「(私が)母と昼食を食べていると、急に雨が降り出した」
この例では、昼食を食べるのは I 「私」 であり、雨が降り出すという文の主語は it です。
つまり、二つの主語は同一ではありません。
しかしこの場合、I という主語が省略されているのがわかります。
文脈から、話し手(つまり、「私」)が主語だということが容易に理解できるため、ここでは省略できるのです。
分詞構文には、慣用句的に使われるとされる分詞構文というものがあります。
generally speaking 「一般的に言えば」
judging from 「~から判断すると」
provided ~ 「~ならば」
considering ~ 「~を考えると」
supposing ~ 「~と仮定すれば」
これらはすべて、分詞の意味上の主語がない(省略されている)ものです。
つまり、これらは実際懸垂分詞構文であると分析できます。
一番初めの、generally speaking 「一般的に言えば」 を例にとって考えてみましょう。
Generally speaking, a student is reluctant to study.
「一般的に言って、学生はいやいや勉強するものだ」
上の文における分詞句 generally speaking の意味上の主語は、一般的な人のことであり、例えば we 「私たち」のような主語があると考えられます。
Generally speaking, a student is reluctant to study
= If we generally speak, a student is reluctant to study.
この場合、二つの節における主語は同一ではありません。
そのため、原則では if が導く条件節における主語 we は省略されずに残されなければなりません。
例えばそのルールに従えば、以下のような分詞構文になるはずです。
We generally speaking, a student is reluctant to study.
しかし、さきほども申し上げたように、分詞句の意味上の主語は文脈で明らかであり、わざわざ「私たち」と言及する必要はないのです。
そしてその結果、generall speaking 「一般的に言えば」 は、一種の慣用句的な表現として定着したのです。
このような懸垂分詞構文は文学的な表現だとされ、日常ではほとんど使われることはありません。
むしろ、非文(文法的に誤り)だとみなされます。
使わない方が無難だとは思いますが、文章中に出てきたときにはこのような構文もあったな、と思い出すようにしてくださいね!
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