扁平精米を秋津穂65%精米歩合で醸しています。
その目的は通常精米と扁平精米でその溶解特性を調べ、
溶ける方向に働くかどうかを調べたいという考えです。
同じ精米歩合 65%で比較し た場合、扁平精米した方が
明らかに米粒表面から米粒中心までの距離が短くなり、
液体が染み込みやすい形となります。
これにより溶解性が高まるのではというのが 推測です。
さらに、麹を造る場合を考えてみても、
蒸米の表層から中心部の距離が短いため、
麹菌の菌糸が内部ま で進入しやすくパワーのある麹を造ることができます。
(蔵元より)
本来、お米は磨けば磨くほど出っ張った部分が削られてどんどん丸くなってしまいます。
この様な一般的な精米に対して、扁平精米はお米の形のまま精米する方法です。
心白部分を多く残し、(心白部分もお米と同じく細長いため)
余分な部分をより効率的に除去できる精米法です。
秋津穂657、507、657扁平精米の3種類で飲み比べも面白そうですね。
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