今年の厳しく長い残暑は、生花店にも大きな影響を与えまし
た。暑さのせいで、例年と比べて入荷する花が激減し、特に
お盆の時は、多くの人が法頭巾入りの墓花を買い求めるため
開店前から長蛇の列ができました。
お彼岸も、開店後,時間が経過した頃に行ってみると、墓花
,一本売り花もほとんど残っていませんでした。店員さんに
聞いてみると、やはり暑さのせいで花が入荷せず、「明日朝
一番に来ていただいても確実に購入できるかどうかは約束で
きない」と言われ驚きました。
同日、他店ものぞいてみましたが、やはり同じ状況でした。
翌日、開店20分ほど前にいつも行く生花店に行って並んだと
ころ、無事にすべてのお墓分の墓花を購入することができホ
ッとしました。
お彼岸の墓参りの様子です。
初めに、地区の墓地へと向かいました。
東京の有縁の方のお墓での読経。
大阪の有縁の方のお墓での読経。
その後、当寺の墓地へと移動しました。
奈良の親戚のお墓での読経。
当寺のお墓での読経。
お彼岸は、阿弥陀様の恩徳や諸仏(亡き人)の願いに出遭い、
自身の生活を振り返る大切な期間です。
浄土に還って行かれた亡き人は、諸仏となって彼岸(迷いの
世界を超えた覚りの世界である阿弥陀様の浄土)から此岸
(私たちが生きる迷いの世界)に生きる私たちの在り方を照
らし、問いかけ、覚りの世界に導きます。
ご遠方にお住いの皆様が、ブログを見て安心してくださり、
また、故人を思いながらご自身の生き方について振り返る機
会にしていただければと思います。