「いなべそスタンプラリー」が始まってから10日が過ぎ

ました。

このスタンプラリーは人々の「寺離れ」や「教え」の衰

退を防止するために組内の若手の僧侶たちによって発案

され30年近く続けられています。

 

これまで、町内に住む子や子ども会の夏休みのお経の練

習会等をはじめに参加していた子が親子で参詣し、スタ

ンプラリーに参加しました。

他の行事とかねてスタンプラリーを広げることも考案さ

れました。

 

また、寺院の中には自作のスタンプカードを作成し,組

内24ヶ寺全部を回るという取り組みもされています。

 

スタンプラリーへの参加は広がっています。老いも若き

も子どもたちも寺をより身近なもの感じていただける機

会として,ありがたいご縁の場を作っています。

 

スタンプラリーは、8月15日まで毎日午前9時から午後5

時まで開催中です。3ヶ寺のスタンプを押して後,最後

の寺にスタンプカードを投函されることを忘れないでく

ださい。よろしくお願いします。

 

スタンプラリーでご参詣いただいた皆様に眞養寺の本堂

の見どころを紹介しています。

本堂正面の唐戸。東濃地方の高級官材檜を10年以上自然

乾燥させた物を使っています。本堂内や書院の建具を手

掛けられた指物職人によって作られました。この唐戸は

お一人の方からご寄進いただきました。

 

本堂内です。

天井は格天井になっています。格天井は改修前の本堂か

ら設置されているもので、約100年ほど前のものです。

格子の一つひとつの大きさがどれも同じで、とても精巧

に作られています。

 

天井から吊るされている菱灯篭はすべてご寄進いただい

たもので、写真中央のものは昭和62年3月の御遠忌の際

にご寄進いただきました。左右2つはなんと江戸時代後

期の嘉永年間に現在の桑名市内の方がご寄進されていま

す。

 

本堂内の柱や虹梁は、すべて改修工事前のものをそのま

ま使用しています。この丸柱は大変太く、もう現代では

手にいれ加工する木材が不足しています。

 

本堂内は改修工事の終盤に洗い作業は有効で、柱や虹梁

などの本来の木目が美しく蘇りました。まるで新築のよ

うに見えます。

 

続きはまた後日、掲載します。