梅雨の晴れ間、先週と比べて気温も上がらず、今の季節
にしては過ごしやすい一日でした。
空調設備のない本堂でご門徒、有縁の方の年忌法要を執
り行うためには、過ごしやすい気候だと助かります。三
連休明けには梅雨明けの可能性があり、また今年も暑い
夏が予報されています。
住職と坊守が東近江市の「農事組合法人 やまあいの里
永源寺そば」へ行き、敷地内にある地元の新鮮野菜を販
売している「永源寺ふるさと市場」に寄りました。
南瓜と山蕗とニンニクを買いました。寒暖差の厳しい山
間ではおいしい、蕗が採れます。春から3回目ですが山
蕗を手に入れるのが目的で,住職は出かけました。購入
直前に500gほど入った袋が5つほど店頭に並びました。
5袋のうち2袋を買いました。これは期待できる,住職
は喜んだそうです。
住職帰宅後,早速、伽羅蕗を作ることにしました。
5月中旬を最後に、伽羅蕗作りはまた来年までのお楽し
みだと思っていたら、今年もう一度作ることができま
した。
市販のものも、もちろん美味しいですが、やはり新鮮
な山蕗で一から手作りした伽羅蕗は格別の美味しさで
す。美味しく作れるレシピを見つけたので、伽羅蕗作
りはだいぶ手際よくできるようになりました。
山蕗は全部で一キロもありました。
まずはしばらく下茹でして、その後、水にさらして(途
中何度か水を替える)1時間半~2時間あく抜きをします。
このひと手間が重要です。
以前、作り方をきちんと調べず、あく抜きをしないでそ
のまま炊いたところ、とんでもなく苦いものが出来上が
ったため、その時以降、あく抜きはしっかりと時間をか
けています。
その後、調味料を入れて一時間ほど炊いて出来上がり。
甘辛い味付け、少しほろ苦い後味。白いご飯が進みます。
蒸し暑くて食欲の落ちるこの時期にぴったりです。