午前10時より、本堂で、眞養寺前門徒総代・法人責任役員
の方(普念院釋精強)の三回忌法要を執行し、ご家族、親
族の皆様が参詣されました。
お勤めの様子。住職と副住職が読経。
振り返りますと、故人は平成8年7月から平成28年1月まで
約20年間は門徒総代を、平成17年から平成27年1月まで10
年間は法人責任役員を務められ、長い間、当寺の護持興隆
にご尽力いただきました。
その間、住職の息子3人の結婚式が執り行われた際には法人
代表としてすべてご出席いただき、ご挨拶もいただきまし
た。
長男(当寺副住職)の時には、新婦(若坊守)の入山行列
の先頭を歩いていただきました。
また、本堂改修工事の時には、多大なお力添えをいただき
ました。
生前、様々な場面で、故人には本当にお世話になってきま
した。感謝しいます。
法要後、参詣者の皆様に向けて住職が故人を偲び話をしま
した。
「○○さん(故人の名前)は総代をしている時も、自治会
長をされる時も、いつも穏やかで優しい人でした。よく自
宅の前の掃除をしていて、本堂の浜縁に出ていた自分と顔
を合わせることが多く、その度ににっこりと笑ってくれま
した。
念仏の『念』とは思うこと、『仏』はここで言うと亡くな
った身内のことであり、『念仏』とは亡くなった家族、親
族を思うことです。3回忌を終えた後も、皆さんの中で○
○さんのことを思い出してください。」
正信偈の唱和。
故人の生前の人柄や言動、自分にかけてくれた言葉などを
思い出すことで、故人はその人の心の中で生き続けます。
故人の人生を自身の人生に照らし合わせることで故人から
学び、さらに後世へと思いを繋いでいくことが、教えの相
続となります。
本日は雨降りで蒸し暑い中、ご参詣いただきありがとうご
ざいました。