ようやくの梅雨入り、夏至も迎え、今夜は満月です
(残念ながら生憎の雨)。
しかし、季節の変化をしみじみと感じることもなく、
一昨日からの、Wi-Fiネットワークが接続できない件
で、振り回されているうちに、あっという間に1日
が過ぎ去りました。
人間の感情に関係なく、自然な時の流れは過ぎてい
きます。
「自然」というと、私たちは山や川、海、草木、雨
や雪、風など、外的環境を思い浮かべます。日常生
活の中で使っている、この「自然」という言葉は、
実は仏教語です。
仏教では自然を「じねん」と読み、「自ら然る」と
いう意味に解します。人間の作為のない「そのまま」
の在り方が自然です。
法(真理)が『そのまま』に、はっきりと姿を表し
ていることを示す法爾(ほうに)と自然とは同義語で、
それらを合わせて「自然法爾(じねんほうに)」
「法爾自然(ほうにじねん)」という四字熟語ができ
ました。
【参考】
・大谷大学ホームページ「読むページ〝自然″」より
境内の紫陽花。青紫色に色付いています。
石垣の紫陽花。まだ花の色は薄いですが、
今年は花数が多いので楽しみです。