今朝6時半過ぎ、市の屋外拡声器から「緊急地震速報、大地震

です」という言葉とともに、地震速報のチャイムが聞こえて

きました。

 

「え?ここに地震?」と動揺、スマホの防災速報はまだ鳴って

いなかったので、慌ててテレビを付けようとリモコンを手に取

った時、ちょうどスマホも鳴り出し、あの不気味な音が鳴る中

両方の画面を見ながら急いで情報を確認しました。「震源地 

能登半島」。さらに動揺しました。

 

結果として我が町では揺れはなく、また心配した七尾市の実

家に電話した際も「大して揺れなかった」とのことでひとま

ず安心しました。しかし震度5強を観測した輪島市では、元

日の地震で全壊判定を受けた住宅が、今朝の地震で完全に倒

壊するなどの被害が出ました。

 

三重は大丈夫かなとふと思う。少し地震を振り返ってみた。

我が街には活断層はないとされている。大きな揺れも体験

していない。

 

過去の地震を見ると,1854年12月23日24日の連続発生の

安政東海地震M8.4,1891年10月28日濃尾地震M8.0がある

これ等はいずれも大被害。

 

過去100年以内では1944年12月7日東南海地震M7.9。1945

年1月13日三河地震M6.8これは大被害,1946年12月21日

南海地震M8.0,それ以降2004年9月5日紀伊半島南東沖M7.4 

の記録がある。

 

ところが我が地方を震源ないしは近い震源で発生した地震で

大規模のものはない。これで安心かと言えば逆に不安である。

名言「天災は忘れたころにやってくる」である。備えは必要。

 

今回の緊急地震速報は石川県で震度5強を観測したの地震を

気象庁がM7.4の地震を予測したため、広範囲にわたって緊急

地震速報が発信されることになりました。

 

能登から遠く離れた三重県北部に位置する我が町もその対象に

入ったのは、広範囲に発表される主な条件である「最大震度5

弱以上が予想される地震において、震度4以上が予想される地

域」に当てはまったためでした。

 

元日の能登半島地震から5ヶ月経過してもなお、復旧復興が思

うように進んでいない場所もある中での今回の地震。これ以

上大きな地震がくることがないよう願い、当たり前のように

維持されている日常の感謝です。

 

鐘楼門をくぐると、目の前に広がる境内と本堂。いつもと

変わらない風景にホッとできる有難さを感じます。

 

クチナシの花が咲きました。この季節だけ楽しめる香り。