今月、約一週間かけて「三帰依文」についてブログで伝

えてきましたが、幼少のころから三帰依文を唱和してい

たことを思い出しました。

 

4月8日のお釈迦様の誕生を祝う花まつりで、寺に多くの

子どもたちが集まり、本堂で聞く住職の話の中で、歌に

のせて全員で唱和していたのがパーリ語版の三帰依文で

した。

 

ブッダン サラナン ガッチャーミ

(私は様に帰依します)

ダンマン サラナン ガッチャーミ
(私はに帰依します)

サンガン サラナン ガッチャーミ
(私はに帰依します)

 

三回,繰り返される「サラナン ガッチャミー」は心に

深く残りました。「ガッチャーミ」という言葉の響きが

子どもの心には入りやすく、楽しくすぐに覚えました。

 

パーリ語とは、古代中西部インドにおけるアーリヤ系言

語、プラークリット(俗語)を代表する言語であり、南

伝上座部仏教の典籍(『パーリ語経典』)で主に使用さ

れています。(Wikipedia参考)

 

(真宗大谷派勤行集より)

 

そして。誓いの言葉も唱和しました。


わたくしたちは、仏の子どもになります。
わたくしたちは、正しい教えを聞きます。
わたくしたちは みんななかよくいたします。

 

三帰依文を、子どもがわかりやすいように訳すと、この

「ちかい」のことばになります。

 

三帰依文のパーリ語版は、世界中の仏教徒において共

通の三帰依文となります。ちかいのことばと合わせて

唱和することで、幼い子どもたちにも、約2500年前

から伝わる仏様の大切な教えを伝えられたと思います。